楽器に飽きた。
そういうこともあると思います。
好きで始めた。
最初は楽しかった。
時間があれば触っていた。
新しい曲を覚えるのも楽しかった。
それが今は、
ケースを開けるのも面倒。
練習する気にもならない。
楽器が目の前にあっても触らない。
別のことをしている方が楽しい。
そうなると、
「どうやったら、また楽器を楽しめるんだろう」
と考えるかもしれません。
でも私は、
そもそも、もう一度楽しむ必要があるのだろうか
と思います。
また楽器を楽しみたいなら、方法を探せばいい。
違う曲を弾く。
違うジャンルをやる。
誰かと演奏する。
別の楽器を触る。
そういうことを試してみてもいい。
でも、
別にそこまでしたくないなら、
無理に楽器を好きだった自分へ戻る必要もないと思います。
昔好きだった。
今は飽きた。
それだけのことかもしれません。
ただ、
一つだけ考えてみてもいいと思っています。
私は、何に飽きたんだろう。
楽器そのものなのか。
毎日の練習なのか。
同じ曲なのか。
上手くなることなのか。
人と比べることなのか。
今のジャンルなのか。
一人で演奏することなのか。
それとも、
本当にもう楽器そのものに興味がないのか。
ここが分かれば、
「もう一度好きになる」以外の選択肢も見えてきます。
楽器に飽きることは、そんなに大きな問題なのだろうか
私は、
趣味に飽きること自体は、そんなに珍しいことではないと思っています。
昔ハマっていたゲームをやらなくなる。
毎週見ていたアニメを見なくなる。
好きだった服を着なくなる。
よく行っていた店へ行かなくなる。
人の興味って変わります。
楽器だけ、
一度始めたらずっと好きでいなければいけない。
ということもないと思います。
それでも楽器の場合、
「せっかく練習したのに」
「高い楽器を買ったのに」
「ここまで弾けるようになったのに」
と思いやすい。
だから、
ただ飽きただけなのに、
飽きた自分をなんとかしなければ
となってしまうことがあります。
でも、
昔楽しんだ時間までなくなるわけではありません。
楽しかったなら、
そのときは楽しかった。
今は違う。
それでもいいと思います。
ただし「楽器そのもの」に飽きたとは限らない
一方で、
「もう楽器には飽きた」
と思っていたけれど、
実際には違うこともあります。
例えば、
毎日同じ練習をしている。
何か月も同じ曲を弾いている。
先生から出された課題しかやっていない。
上達することばかり考えている。
ずっと一人で演奏している。
そういう状態なら、
楽器ではなく、
今までの楽器のやり方に飽きているだけ
かもしれません。
ここは少しだけ分けて考えてみてもいいと思います。
基礎練習に飽きたなら、基礎練習をやめてもいい
毎日、
スケール。
運指。
コードチェンジ。
ロングトーン。
リズム練習。
同じことを繰り返す。
上達するためには必要なのかもしれません。
でも、
楽しいかどうかは別です。
趣味でやっているなら、
私は一度やめてもいいと思っています。
好きな曲だけ弾く。
適当に音を出す。
昔弾けた曲を弾く。
好きなフレーズだけ弾く。
5分で終わる。
それでもいい。
そこで、
「やっぱり楽器を弾くこと自体は結構好きだな」
と思うなら、
飽きたのは楽器ではなく、
基礎練習だった
ということです。
逆に、
「好きなことだけやっていい」
と言われても触りたくないなら、
それも一つの答えです。
無理に次の練習方法を探さなくてもいいと思います。
同じ曲に飽きたなら、完成させなくてもいい
一曲を始めた。
だから最後まで完成させる。
これも、
別に絶対ではありません。
イントロだけ好き。
サビだけ弾きたい。
ソロだけ面白い。
なら、そこだけでもいい。
途中で飽きたなら、
別の曲へ行ってもいい。
私は、
趣味まで学校の宿題みたいに、
始めたものは最後までやらなければならない
としなくてもいいと思っています。
曲に飽きただけなら、
曲を変える。
それでまた面白ければ続ければいい。
別の曲すら弾きたいと思わないなら、
無理に新しい曲を探す必要もありません。
上手くなることに飽きたのかもしれない
楽器を始めると、
もっと上手くなりたいと思います。
それは自然だと思います。
でも、
ずっと上達し続けなければならないようになると、
少し話が変わってきます。
昨日より上手く。
先月より上手く。
次はもっと難しい曲。
もっと速く。
もっと綺麗に。
もっと正確に。
YouTubeを見れば、さらに上手い人がいる。
SNSを開けば、とんでもない演奏が流れてくる。
そうすると、
楽器を楽しむより、
自分に足りないものを探す時間
になってしまうことがあります。
私は、
上手くなることに飽きたなら、
上手くなるのを一旦やめてもいいと思います。
今弾ける曲だけ弾く。
簡単な曲を弾く。
昔好きだった曲を弾く。
一切成長しなくてもいい。
それでも楽しいなら、
飽きたのは楽器ではなく、
上達を追い続けること
だったのかもしれません。
「自分より上手い人」に疲れただけかもしれない
上手い人なんて、いくらでもいます。
そして今は、
その人たちが毎日スマホに出てきます。
自分が何年も練習した曲を簡単そうに弾く人。
自分より若い人。
自分より後に始めた人。
そういう演奏を見続けて、
「こんなに上手い人がいるなら、私が弾く意味ってあるのかな」
と思うこともあるかもしれません。
でも、
私は趣味ならそこを比べなくてもいいと思っています。
プロより絵が下手でも、絵を描いていい。
プロより料理が下手でも、料理していい。
プロより歌が下手でも、歌っていい。
楽器も同じです。
自分が弾きたいなら弾く。
それだけでもいい。
逆に、
他人と比較しなくなっても、
もう別に弾きたいと思わない。
なら、
比較が原因ではなかったということです。
一人でやることに飽きたのかもしれない
ずっと一人で、
練習して、
曲を覚えて、
また練習して。
それに飽きることもあります。
楽器って、
一人でやる場合と、
誰かと音を合わせる場合でかなり違います。
特に、
ベース。
ドラム。
管楽器。
こういう楽器は、
他の音と合わさって初めて、
「こういう役割だったのか」
と分かることもあります。
もし、
誰かと演奏するならちょっと面白そう。
と思うのであれば、
一回だけ合わせてみてもいい。
バンドまで組まなくてもいい。
友達とやる。
セッションへ行く。
伴奏音源を流す。
自分で他のパートを録音する。
それで面白ければ、
一人でやることに飽きていただけ。
別にそれも興味がないなら、
やらなくてもいいと思います。
今の音楽に飽きただけかもしれない
ずっとロック。
ずっとクラシック。
ずっとポップス。
ずっと同じアーティスト。
同じタイプの曲ばかり。
それなら、
楽器より、
今やっている音楽に飽きている可能性もあります。
気になるジャンルがあるなら、やってみてもいい。
ゲーム音楽。
映画音楽。
ジャズ。
ファンク。
ブルース。
アニメ。
即興。
作曲。
なんでもいい。
同じ楽器でも、
やる音楽が変われば結構違います。
ただ、
ここでも、
別のジャンルを探してまで続けたくない
なら、それでいいと思います。
この記事は、
何が何でも楽器を続けるための記事ではありません。
レッスンに飽きたのなら、習うことだけやめてもいい
毎週同じ曜日。
同じ時間。
先生のところへ行く。
課題を出される。
次までに練習する。
また見てもらう。
また課題。
楽器より、
この繰り返しに飽きることもあります。
だったら、
一回レッスンという形から離れてみてもいい。
好きなものを自由に弾く。
誰にも見せない。
誰にも評価されない。
課題もない。
それで面白いなら、
飽きたのは、
習うこと
だったのかもしれません。
それでも弾きたくないなら、
教室の問題だけではないということです。
楽器を始めるまでが面倒なだけなら、飽きたとは少し違う
ケースを開けるのが面倒。
アンプにつなぐのが面倒。
譜面を出すのが面倒。
椅子を準備するのが面倒。
でも、
一度弾き始めると普通に30分弾いている。
こういう人もいると思います。
だったら、
楽器への興味より、
始めるまでの手間
の問題かもしれません。
すぐ触れる場所へ置く。
できるだけ準備を減らす。
「30分練習する」ではなく、
「一回音を出す」
くらいにする。
それで自然に弾くなら、
無理にモチベーションを上げる必要はありません。
面倒を減らせばいいだけです。
別の楽器が気になるなら、そっちへ行けばいい
私はこれ、普通にありだと思っています。
ギターをやっていたけれどベースが気になる。
ピアノをやっていたけれどドラムを叩きたい。
サックスよりギターの方が楽しそう。
だったら触ってみればいい。
最初に選んだ楽器に忠誠を誓ったわけではありません。
別の楽器をやって、
「こっちの方が楽しい」
と思ったなら、
それも自分の興味が分かったということです。
元の楽器へ戻るかもしれない。
二つともやるかもしれない。
完全に乗り換えるかもしれない。
どれでもいいと思います。
楽器を続けることより、今何が面白いのか。
私はそちらの方が大事です。
楽器じゃないものが面白いなら、それでもいい
そして、
別の楽器ですらなくてもいいと思います。
最近、
カメラの方が楽しい。
ゲームが楽しい。
旅行したい。
本を読みたい。
筋トレしたい。
仕事が面白い。
何もしない時間が欲しい。
だったら、
そちらへ時間を使ってもいい。
趣味って、
人生を豊かにするためにあるものだと私は思っています。
だから、
楽器を続けるために、
今本当にやりたいことを我慢する。
というのも少し変な話です。
以前は楽器が一番面白かった。
今は違う。
それだけでもいいと思います。
「もう一度楽器を楽しむ」は選択肢の一つでしかない
ここを私は一番言いたいです。
楽器に飽きたと検索すると、
また楽しくなる方法。
モチベーションを取り戻す方法。
練習を続ける方法。
いろいろ出てくると思います。
もちろん、
もう一度楽しみたい人には役に立つと思います。
だったら、
新しい曲。
新しいジャンル。
別の演奏方法。
人と合わせる。
作曲。
録音。
いろいろ試してみればいい。
でも、
それは選択肢の一つです。
もう一度好きにならなければならないわけではありません。
今はもう別のことが面白い。
だったらそちらへ行けばいい。
少し離れたい。
だったら離れればいい。
何もしたくない。
だったら休めばいい。
私は、
無理に昔の自分へ戻らなくてもいいと思っています。
一度休んでみるのも、別に「復帰するため」じゃなくていい
疲れた。
何を試すのも面倒。
もう今は触りたくない。
なら、
一回休めばいいと思います。
一週間。
一か月。
半年。
期間は何でもいい。
そして私は、
必ず戻るために休まなくてもいい
と思っています。
休んでみた。
また弾きたくなった。
なら戻る。
休んでみた。
別に戻りたいと思わなかった。
なら戻らない。
それでいい。
休むことを、
「モチベーションを回復させるための作戦」
にしなくてもいい。
ただ今はやらない。
そのくらいでもいいと思います。
飽きた自分を直そうとしなくてもいい
楽器に飽きると、
「私は何をやっても続かない」
「また飽きた」
「根気がない」
と、
自分の性格の話にしてしまうことがあります。
私は、
そこまで考えなくてもいいと思っています。
興味が変わった。
それだけかもしれません。
それに、
飽きるからこそ、
次のものを見つけることだってあります。
ギターに飽きてベースを始めた。
ベースから作曲に興味を持った。
ピアノをやめてDTMを始めた。
音楽自体から離れて別の趣味を見つけた。
何が正しいかは分かりません。
でも、
飽きた=失敗
ではないと思います。
じゃあ、自分は何に飽きたんだろう
一度だけ、軽く考えてみてください。
好きな曲ならまだ弾いてみたい。
別のジャンルならちょっと気になる。
誰かと一緒なら面白そう。
別の楽器なら触ってみたい。
自由に弾くだけなら嫌ではない。
上手くならなくていいなら気楽にできそう。
楽器を完全にやめるとなると少し寂しい。
もしそう思うなら、
まだ楽器そのものへの興味は残っているのかもしれません。
だったら、
今までのやり方を変える。
別の遊び方をする。
それもいい。
逆に、
新しい曲も別にいい。
ジャンルもどうでもいい。
誰かと演奏したいとも思わない。
別の楽器にも興味がない。
休んだあと戻りたいとも思わない。
それなら、
本当に楽器そのものから興味が離れてきている
のかもしれません。
でも、
それを悪いことにしなくてもいいと思います。
「もう別に楽器をやりたくない」なら、その先を考えればいい
ここまで読んで、
「やり方を変えるとかじゃなくて、もう楽器自体をやりたくないんだよな」
と思ったなら、
この記事で無理にモチベーションを取り戻す必要はありません。
それなら、
今考えているのは、
「飽きた」
より少し先のことだと思います。
本当にやめるのか。
一度休むのか。
まだ楽器は残しておくのか。
そこを考えたい人はこちらで詳しく書いています。

飽きたなら、
必ず楽しさを取り戻さなければならない。
私はそうは思いません。
楽器に飽きた人によくある疑問
楽器に飽きるのは向いていないから?
それだけでは分からないと思います。
楽器ではなく、
練習方法や曲、ジャンル、レッスンに飽きていることもあります。
ただ、本当に興味がなくなったなら、それもあると思います。
楽器に飽きたらモチベーションを取り戻した方がいい?
取り戻したいなら、いろいろ試してみてもいいと思います。
でも、
別に取り戻したいと思っていないなら、無理にそうする必要もないと私は思います。
練習は嫌だけど、弾き始めれば楽しい
それなら、
楽器より「練習を始めるまで」に面倒を感じている可能性があります。
準備を減らしたり、練習ではなく自由に弾いてみたりしてもいいと思います。
他の楽器へ行ってもいい?
私は全然いいと思います。
元の楽器に戻ってもいい。
戻らなくてもいい。
今気になるものを触ってみればいいと思います。
楽器じゃない趣味に移ってもいい?
もちろんいいと思います。
楽器を始めたからといって、趣味を音楽に固定する必要はありません。
今面白いものがあるなら、そちらを楽しめばいいと思います。
一度休んだらそのまま辞めてしまいそうです
それでもいいと思います。
またやりたくなったら戻る。
戻りたいと思わなかったなら、そのままでもいい。
「休んだから必ず復帰する」という約束を自分としなくてもいいと思います。
飽きたなら楽器を売った方がいい?
「飽きた」だけなら、そこまで急がなくてもいいと思います。
楽器をやめることまで考え始めたら、売る・残す・手放すについてはそのとき改めて考えればいいです。
まとめ|楽器に飽きたなら、もう一度好きになることを目標にしなくていい
楽器に飽きた。
それなら、
私はまず、
何に飽きたんだろう。
とだけ考えてみればいいと思っています。
基礎練習なのか。
同じ曲なのか。
上手くなることなのか。
人と比べることなのか。
一人で演奏することなのか。
今のジャンルなのか。
レッスンなのか。
楽器そのものなのか。
基礎練習に飽きたなら、
基礎練習をやめてもいい。
曲に飽きたなら、
違う曲へ行けばいい。
上達に飽きたなら、
上手くなることをやめてもいい。
一人に飽きたなら、
誰かとやってみてもいい。
別の楽器が気になるなら、
そっちへ行けばいい。
別の趣味の方が面白いなら、
それをやればいい。
疲れたなら、
何もしなくてもいい。
そして、
本当にもう楽器に興味がないなら、
それも一つの答えです。
昔楽しかったものを、今も楽しまなければいけないわけではありません。
私は、
「どうすればもう一度好きになれるか」
より、
「今の私は何をしたいんだろう」
の方を考えればいいと思っています。
楽器が答えなら、また弾けばいい。
違うものが答えなら、そっちへ行けばいい。
まだ分からないなら、何もしなくてもいい。
本来、趣味は楽しむものです。
だからこそ、
楽しめなくなった自分を無理に直す必要もない。
私はそう思っています。

