昔はバンドをやっていて、ドラムを担当していた。
電子ドラムを買って練習していたけど、いつの間にか叩かなくなった。
実家にドラムセットを置いたままになっている。
引っ越しをきっかけに片付けたい。
ドラムを手放したくなる理由はいろいろあると思います。
ただ、ドラムって使わなくなってからが結構困るんですよね。
とにかく場所を取ります。
アコースティックドラムはもちろん、電子ドラムも畳んでしまえば消えてなくなるわけではありません。
置いてあるだけでもかっこいいので、インテリアとして楽しめなくはありません。
でも何年も叩いていなければ、だんだんホコリをかぶって、
「このスペース、ドラムがなければかなり広くなるな」
と思うようになります。
そこで初めて、
「これ、どうやって捨てればいいんだ?」
という問題が出てきます。
ドラムは大きい。
重い。
パーツも多い。
普通のゴミ袋に入れて終わり、という物でもありません。
だから私なら、まだドラムとして形が残っているなら、捨て方を調べる前に一度だけ売れるか確認します。
売れれば、そのまま手放せます。
売れなければ、そのあと自治体などで処分すればいい。
つまり、
売れるか確認する → ダメなら捨てる。
この順番でいいと思うんです。
自分で最初から「もうゴミだ」と決める必要はありません。
ドラムを処分する7つの方法
ドラムを手放す方法は、大きく分けると次の7つがあります。
| 方法 | 費用 | 手間 | お金になる可能性 |
|---|---|---|---|
| 楽器専門買取 | 基本無料 | 少なめ | ◎ |
| 自治体の粗大ごみ等 | 自治体による | 普通〜多い | × |
| 処理施設へ持ち込み | 自治体による | 多い | × |
| リサイクルショップ | 基本無料 | 普通 | ○ |
| フリマ・オークション | 手数料・送料等 | 多い | ◎ |
| 知人などに譲る | 基本無料 | 普通 | × |
| 不用品回収 | 有料の場合あり | 少なめ | △ |
どれが正解というわけではありません。
「多少手間がかかっても高く売りたい」という人もいれば、
「とにかく早く部屋からなくしたい」
という人もいるでしょう。
ただ、
「もう使わない。でも、もし売れるなら捨てるのはもったいない」
と思っているなら、私は最初に楽器専門の買取店を確認します。
楽器専門の買取店に売る
私なら最初にこれを選びます。
理由は、ドラムの特徴を考えると分かりやすいです。
大きい。重い。パーツが多い。
捨てようとすると、
「バスドラムは粗大ごみ?」
「シンバルは金属ごみ?」
「スタンドは?」
「椅子は?」
「電子ドラムの音源モジュールは?」
と、一つずつ確認することになります。
これ、地味にかなり面倒です。
一方、楽器を専門に扱う買取店なら、
「このドラム一式、見てもらえますか?」
と相談できます。
サービスによっては出張査定に対応しているため、自分でドラムセットを車へ積んで店舗まで運ばなくても済む場合があります。
そして、個人的にはここが一番大きいと思っています。
自分でドラムの価値を決めなくていい。
ドラムセットが古くても、
スネア。
シンバル。
ペダル。
スタンド。
電子ドラムなら音源モジュール。
一式全部ではなく、どこかに価値が残っている可能性もあります。
でも、それを普段中古楽器を見ていない人が判断するのは難しいですよね。
だったら、
売るかどうかを決める前に、「今いくらなのか」だけ見てもらえばいい。
値段を見て、
「それなら売ろう」
と思えば売ればいい。
思っていたより安ければ、売らずに別の方法を考えてもいい。
ドラムを処分しようと思っているなら、まずは今持っているドラム一式にまだ価値が残っているのか、確認するところからで十分だと思います。
査定したからといって、必ず売らなければいけないわけではありません。
捨てる前に、
「これは本当にゴミなのか?」
を一度確認しておく。
それだけです。
自治体の粗大ごみなどで処分する
完全に廃棄するのであれば、自治体のルールに従って処分する方法があります。
ただし、ドラムセット一式をそのまま「ドラムセット」という一つの粗大ごみとして出せるとは限りません。
例えば、
- バスドラム
- タム
- スネア
- シンバル
- スタンド
- ドラムスローン
など、それぞれで扱いが異なる可能性があります。
電子ドラムの場合も、
- パッド
- ラック
- ペダル
- 音源モジュール
- ケーブル類
などに分かれます。
料金や申込方法、分別方法は自治体によって異なるため、住んでいる市区町村の公式サイトで確認してください。
ごみ処理施設へ自分で持ち込む
自治体によっては、ごみ処理施設などへ自分で直接持ち込める場合があります。
ただ、ドラムセットとなるとそれなりの量になります。
車へ積む。
施設まで運ぶ。
降ろす。
という作業が必要です。
車があり、自分で運搬できる人なら選択肢になりますが、
「とにかく楽に片付けたい」
という人には少し大変かもしれません。
リサイクルショップに持ち込む
近所のリサイクルショップへ持ち込む方法もあります。
すぐ近くに店舗があれば、その日のうちに手放せるのはメリットです。
ただ、せっかく売るのであれば、私は最初に楽器を専門に扱っているところにも聞いてみたいです。
ドラムは、本体だけで価値が決まるわけではないからです。
例えば、
「セット全体ではそこまで値段がつかなくても、このスネアは欲しい」
「このシンバルなら需要がある」
「このペダルは中古でも人気がある」
という可能性もあります。
楽器を売るのであれば、楽器の価値を見慣れている人に一度見てもらう。
その方が納得して手放しやすいと思います。
フリマアプリやネットオークションで売る
自分で売る方法もあります。
うまくいけば、買取店より高く売れる可能性もあります。
ただ、ドラムの場合はかなり手間がかかります。
- 写真を撮る
- 傷や状態を説明する
- 型番を調べる
- 購入希望者とやり取りする
- 梱包する
- 発送する
ここまで全部自分で行う必要があります。
しかも、ドラムセットは一箱で送れるとは限りません。
複数個口になれば送料も上がります。
大きなバスドラムやラックをどう梱包するのかまで考えなければいけません。
「多少面倒でもできるだけ高く売りたい」
という人には向いています。
ただ、
「もう使わないから早く片付けたい」
という人には、少しハードルが高い方法です。
知人などに譲る
これからドラムを始めたい人が身近にいるのであれば、譲るのもいい方法です。
昔一緒にバンドをやっていた人。
後輩。
友人。
家族。
使ってくれる人が分かっているなら、個人的にはかなり気持ちのいい手放し方だと思います。
自分が何年も叩いたドラムを、そのまま誰かが使ってくれる。
ドラムに思い入れがある人ほど、捨てるよりこちらの方が納得できるかもしれません。
ただ、都合よく「今ドラムが欲しい」という人が近くにいるとは限らないのが難しいところです。
不用品回収を利用する
引っ越しや大掃除などで、
ドラムだけではなく、
- 家具
- 家電
- その他の不用品
までまとめて片付けたいのであれば、不用品回収も選択肢になります。
自分で一つずつ運んだり、処分方法を調べたりする手間を減らせます。
ただし、料金やサービス内容は業者によって異なります。
家庭から出る不用品については、自治体が案内している処分方法や適切な業者を確認したうえで利用してください。
そして、ドラムだけを処分するのであれば、
お金を払って回収してもらう前に、売れないかだけ確認してみる。
その順番でも遅くありません。
ドラムは捨てる前に「売れるか」を確認した方がいい
この記事で一番伝えたいのはここです。
ドラムって、
「古いドラムセットだから、もう価値なんてないだろう」
と思いやすいんですよね。
でも、ドラムはセット全体だけで価値が決まるものではありません。
例えば、
- Pearl
- TAMA
- YAMAHA
- Roland
- SONOR
- DW
など、さまざまなメーカーがあります。
さらに、
- スネア
- シンバル
- キックペダル
- ハイハットスタンド
- ドラムスローン
- 電子ドラムの音源モジュール
など、本体以外にもいろいろあります。
つまり、
ドラムセットが古い=全部0円
とは限らないんです。
もしかすると、
「このシンバルには値段がつきます」
「このスネアは単品でも買取できます」
「この電子ドラムならまだ需要があります」
ということもあるかもしれません。
でも、それを自分で調べるのは大変です。
型番を探して、
中古相場を見て、
状態を比べて、
今も需要があるのか調べる。
そこまでやるくらいなら、
「これ全部で、今どれくらいになるんですか?」
と聞いてしまった方が早いと思います。
査定して値段がつけば売る。
思ったより安ければ売らなくてもいい。
値段がつかなければ、そのとき初めて処分方法を考える。
順番としてはそれで十分です。
特に、何年も触っていないドラムほど、自分では今の価値が分からないと思います。
だから捨てる直前に、一度だけ確認してみてください。
少なくとも、
「あとで調べたら普通に売れた」
という後悔だけは避けられます。
壊れたドラムや古いドラムでも査定できる場合がある
ヘッドが破れている。
傷が多い。
サビがある。
パーツが足りない。
かなり古い。
セットが全部揃っていない。
電子ドラムの一部が反応しない。
こういった状態でも、
壊れている=必ず価値が0
とは限りません。
もちろん、状態によっては買取できないこともあります。
ただ、ドラムの場合、
セットとしては使えなくてもパーツ単体で使えることがあります。
古いモデルでも欲しい人がいる場合があります。
交換や修理を前提として扱える場合もあります。
だから、
「こんなの売れないだろう」
と自分で決めなくていいと思います。
聞くことは一つだけです。
「こんな状態なんですが、査定できますか?」
それで十分です。
ダメなら、そのとき捨てればいいだけです。
ドラムは分解すれば普通ごみに出せる?
ドラムを見て、
「全部バラバラにすれば普通のゴミで出せるんじゃない?」
と思う人もいるでしょう。
ただし、
小さくしたから必ず家庭ごみとして出せるとは限りません。
自治体によっては、サイズだけでなく材質によって分別方法が決められています。
ドラムには、
- 木材
- 金属
- 樹脂
- ゴム
- 電子部品
など、さまざまな素材が使われています。
スタンド類は金属が多いですし、電子ドラムなら配線や電気部品もあります。
また、解体するとなれば工具も必要です。
金属パーツで手を切ったり、重い部品を落としたりする可能性もあります。
捨てるためだけに時間をかけてドラムを壊す。
そこまでやるのであれば、その前にもっと簡単に手放せる方法がないか確認した方がいいと思います。
電子ドラムを処分するときも、まず査定を確認
電子ドラムも同じです。
むしろ電子ドラムの方が、
「古いし、電子機器だからもう価値ないだろう」
と思ってしまう人が多いかもしれません。
でも電子ドラムにも、
- ドラムパッド
- シンバルパッド
- 音源モジュール
- ラック
- キックペダル
- ハイハットペダル
- ケーブル
- ACアダプター
などがあります。
モデルや状態によっては、中古品として扱われます。
特に電子ドラムの場合、
型番によって中古価格がかなり変わることがあります。
だから、
「古い電子ドラムだから捨てる」
ではなく、
「古いけど、今いくらなんだろう?」
を先に確認してみる。
私はその方がいいと思います。
シンバルやペダルなども一緒に確認しよう
昔ドラムをやっていた人なら、ドラム本体以外にもいろいろ残っていると思います。
- シンバル
- スネア
- キックペダル
- スタンド
- ドラムスローン
- スティック
- ケース
- チューニングキー
- その他のパーツ
押し入れを探したら、
「これ何年置いてあるんだ」
という物が出てくるかもしれません。
こういう物も、全部自分でゴミだと決める必要はありません。
ドラムセットを査定してもらうなら、
「これも一緒に見てもらえますか?」
とまとめて聞けばいいんです。
一つずつ捨てるなら、
これは何ごみ。
これは粗大ごみ。
これは金属。
これは処分できる。
と調べることになります。
まとめて買取対象になるのであれば、お金になること以上に、
部屋の中の楽器用品を一気に片付けられる
というメリットがあります。
個人的には、ドラムのようなパーツの多い楽器こそ、ここはかなり大きいと思います。
ドラムの処分でよくある疑問
ドラムセットは粗大ごみとして捨てられる?
自治体によって扱いが異なります。
ドラムセット一式ではなく、バスドラム、スタンド、椅子など、それぞれのパーツごとに確認が必要になる場合もあります。
住んでいる自治体の公式情報を確認してください。
ドラムを分解すれば普通ごみに出せる?
必ず出せるとは限りません。
サイズだけでなく材質などによって分別方法が決まっている場合があります。
分解する前に自治体のルールを確認してください。
壊れたドラムでも売れる?
メーカー、モデル、状態、残っているパーツなどによっては査定対象になる場合があります。
壊れているからといって自分で捨ててしまう前に、一度楽器買取店へ確認してみてください。
電子ドラムも売れる?
楽器買取店によっては電子ドラムも査定対象です。
メーカー、型番、動作状況、付属品の有無などを伝えて確認するとスムーズです。
シンバルやペダルだけでも売れる?
単品のシンバル、スネア、ペダルなどを扱っている楽器買取店もあります。
ドラムセットが揃っていないからといって、残っているパーツまで全部捨てる必要はありません。
ドラムを運べない場合はどうする?
楽器買取サービスによっては出張買取に対応している場合があります。
大型のドラムセットを自分で運ぶのが難しい場合は、対応地域や条件を確認してみてください。
まとめ|ドラムをゴミにするのは、査定してからでも遅くない
もうドラムを叩かない。
部屋を広くしたい。
実家に置きっぱなしになっている。
引っ越しまでに片付けたい。
それなら、手放していいと思います。
ただ、ドラムは、
「いらないから捨てよう」
で簡単に終わる物ではありません。
大きい。
重い。
パーツが多い。
一つずつ分別を確認しなければならないこともある。
運び出すのも大変です。
だったら、その前に一度だけ、
「これ、まだ売れますか?」
と聞いてみればいいと思います。
売れれば、そもそもゴミとして処分する必要がなくなります。
値段がつかなければ、その物だけあとから処分すればいい。
そして、これは少し気持ちの話になりますが、
自分がドラムをやめたからといって、そのドラムまで役目を終えたとは限りません。
昔、自分が初めてドラムを買ったときのように、
これからバンドを始める誰か。
ドラムを練習したい誰か。
今より少しいいスネアが欲しい誰か。
その人のところへ渡って、また音を鳴らすかもしれません。
捨てるのは、それを確認してからでも遅くありません。
何年も部屋に置いてあったドラムなら、最後に一度だけ、
「このドラム、今どれくらいの価値があるんだろう?」
を確認してから手放してみてください。

