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ドラムはいらない?バンドはドラムなしでも成立するのか、必要な理由まで考える

ドラムはいらない?バンドはドラムなしでも成立するのか、必要な理由まで考える

バンドをやりたい。

ギターはいる。

ボーカルもいる。

でも、ドラマーが見つからない。

そこで、

「そもそもドラムって必要なの?」

と思うことがあります。

ドラムセットは大きい。

家には置きにくい。

生ドラムなら音も大きい。

ドラマーを探さなくても、今なら打ち込みでドラムを作ることもできます。

だったら、

「わざわざドラム担当を入れなくてもよくない?」

という疑問が出るのは自然です。

結論から言うと、

ドラムがなくても音楽は成立します。

ただし、

「ドラマーがいらない」

「生ドラムがいらない」

「ドラムセットがいらない」

「ドラムの音そのものがいらない」

は、全部同じ話ではありません。

ここを一緒にすると、

「DTMがあるからドラムはいらない」

にも、

「バンドなんだから絶対ドラマーが必要」

にもなってしまいます。

実際は、もっと自由です。

目次

まず「ドラムはいらない」を5つに分けて考える

「ドラムはいらない」と言っても、何をなくしたいのかによって答えが変わります。

なくしたいもの本当になくせる?代わりになるもの
ドラマーなくせる打ち込み・ドラムマシンなど
生ドラムなくせる電子ドラム・サンプル・MIDI
一般的なドラムセットなくせるカホン・パーカッションなど
ドラムパート曲によってはなくせるアレンジそのものを変える
リズム「なくす」とは少し違う他の楽器や歌にもリズムは存在する

ここが一番大事です。

例えばDTMでドラムを打ち込んだ場合、

ドラマーはいません。

でも、

キック。

スネア。

ハイハット。

シンバル。

といったドラムの役割自体は残っています。

だからこれは、

「ドラムがいらなくなった」

というより、

「人間のドラマーがいなくてもドラムパートを作れるようになった」

という話です。

ドラムなしでもバンドはできる

できます。

音楽は、

ボーカルとギターだけでも成立します。

ピアノと歌でもいい。

ギター二本でもいい。

ジャズならピアノとベースのデュオだってあります。

アコースティック編成なら、最初からドラムセットを使わないこともあります。

つまり、

バンド=絶対にドラムが必要

ではありません。

人数も編成も自由です。

ただし、もともとドラムを前提に作られた曲から、そのままドラムだけを消せば話は別です。

「演奏できるか」ではなく、

「同じ曲としてどう聞こえるか」

が変わってきます。

ドラムを抜くと何が変わる?

ドラムの仕事を、

「一定のテンポを刻むこと」

だけだと思うと、

メトロノームでもいいように思えます。

でも実際のドラムは、それだけではありません。

ドラムが入ることで、

どこが一拍目なのか。

どこで曲が盛り上がったのか。

どこで次の展開へ行くのか。

どこで音を止めるのか。

どんなノリで演奏するのか。

そうしたものが、かなり分かりやすくなります。

同じギターを弾いていても、

ドラムが変わればロックっぽくもなる。

軽くもなる。

重くもなる。

跳ねた感じにもなる。

つまりドラムは、

時間を数えているだけではなく、曲の動き方を作っている

とも言えます。

キック・スネア・ハイハットは何をしている?

ドラムセットにはいろいろなものが付いています。

でも「全部まとめてリズム」と考えるより、それぞれを分けてみると必要性が分かりやすくなります。

キックがなくなると

キックは足で鳴らす低い音です。

ベースと一緒に鳴ることも多く、

曲の下側に重さを作ります。

キックを消すと、

同じテンポでも足元が軽くなったように感じる曲があります。

特にロックやダンス系では影響が大きくなりやすい部分です。

スネアがなくなると

スネアは、

「パンッ」

と前に出る音。

曲によって違いますが、ロックやポップスでは拍の位置を強く感じさせます。

スネアがなくなると、

拍の輪郭がぼやけたり、勢いが変わったりします。

ハイハットやシンバルがなくなると

ハイハットは、細かい時間の流れを作ります。

シンバルは、

サビに入った。

曲が展開した。

ここで一気に広がった。

という変化も作ります。

だから、

ドラムセットは「一つの音を鳴らす楽器」ではなく、複数の役割を一人で動かしている楽器

と考えたほうが近いです。

テンポなら機械でいいのでは?

これは、その通りな部分があります。

テンポを正確に保つだけなら、

コンピューターはかなり優秀です。

設定したテンポから疲れて遅くなることもありません。

同じフレーズを何度でも再現できます。

だから現在の音楽制作では、

打ち込みドラムが普通に使われています。

ここで、

「やっぱりドラマーはいらないじゃん」

となる。

それも一つの答えです。

作品を完成させるために、生身のドラマーが必須とは限りません。

でも、

テンポが正確であることと、

その曲に合ったドラムを作れることは別です。

どこでキックを入れるのか。

スネアをどこまで強くするのか。

ハイハットを細かくするのか。

あえて音を減らすのか。

フィルをどこに入れるのか。

それを決める仕事は残ります。

人が演奏しても、打ち込んでも、

ドラムパートを作るという仕事自体が消えるわけではありません。

打ち込みがあればドラマーはいらない?

録音作品を作るだけなら、

いなくてもできます。

これは今ではかなり現実的です。

DAWとドラム音源があれば、一人でもドラムパートを作れます。

ライブでも同期音源を使う方法があります。

だから、

ドラマーが見つからない。

まだメンバーを増やしたくない。

まず曲だけ作りたい。

という人が、無理にドラマーを探す必要はありません。

一方で、生身のドラマーには、

その場で他の演奏を聞いて変える。

ライブ中の空気に合わせる。

メンバーと視線や呼吸で展開を動かす。

といった、打ち込みとは違う特徴があります。

だから、

打ち込みと生ドラムは「どちらが上か」ではなく、使い方が違う

と考えたほうがいいと思います。

「人間のドラムはズレるからグルーヴが出る」は少し乱暴

生ドラムの話になると、

「人間は微妙にズレるからグルーヴが出る」

と言われることがあります。

でも、

ただズレれば気持ちよくなるわけではありません。

リズムの気持ちよさには、

タイミング。

アクセント。

音の強弱。

パターン。

他の楽器との関係。

いろいろな要素があります。

だから、

人間=グルーヴがある
打ち込み=無機質

と単純に分ける必要もありません。

打ち込みでも気持ちいいリズムは作れます。

逆に人間が叩いていても、曲に合っていなければ気持ちよく聞こえるとは限りません。

大事なのは、

その曲がどう動いてほしいのか

です。

じゃあドラムは何のためにいる?

ここまで読んで、

「結局ドラムって何をしてるの?」

となるかもしれません。

私は、

曲の時間と勢いをデザインする楽器

くらいに考えると分かりやすいと思います。

一定のテンポを出すだけではない。

Aメロでは静かにする。

サビで広げる。

一瞬止める。

次の展開へ送り込む。

ギターを前に出す。

ベースと一緒に重さを作る。

ボーカルを邪魔しないよう音数を減らす。

こういうことをやっています。

だからドラムがなくなると、

単純に「リズムがなくなる」というより、

曲の動きを分かりやすく作っていたものが一つなくなる

と考えたほうがいいでしょう。

ドラムなしでも成立しやすい音楽はある

ドラムがないから未完成、というわけではありません。

例えば弾き語りなら、

歌とギターだけで十分成立します。

静かなアコースティック曲。

小編成のジャズ。

アンビエント。

一部のフォーク。

こうした音楽では、ドラムセットがないこと自体が普通です。

逆に、

ロック。

パンク。

ファンク。

ダンスミュージック。

などでは、ドラムまたはそれに近いリズムパートがサウンドの大きな部分を占めることがあります。

簡単に整理するとこうです。

音楽・編成生ドラムドラム系パート
弾き語りなくてもいいなくても成立
アコースティック編成なくてもいいパーカッションなどで補える
ロックバンド使われることが多いかなり重要になりやすい
EDM基本的に不要打ち込みが大きな役割を持つ
DTM作品不要MIDI・サンプルで作れる
ジャズの小編成なくても成立編成次第
ベース+ギターなどの少人数編成なくても成立他楽器が時間を作る

つまり、

「ドラムが必要か」は音楽による。

これが一番普通の答えです。

ドラマーが見つからないなら、無理に探さなくてもいい

バンドを組みたいのにドラマーだけいない。

この場合、

「ドラマーが見つかるまで何もできない」

と考える必要はありません。

最初は打ち込みでもいい。

簡単なリズムだけ流して練習してもいい。

アコースティック編成として始めてもいい。

曲ができてからドラマーを探してもいい。

むしろ、

どんなドラムが欲しいのか分からないまま人を入れるより、

曲がある程度できてから、

「こういうドラムを叩いてほしい」

と探したほうが話が早いこともあります。

ドラムがいないことと、音楽活動ができないことは同じではありません。

ドラムセットは買わなくてもバンドはできる

「ドラムは高いし、置く場所もない」

という理由で、

バンドを諦めようとしているなら、そこも分けて考えたほうがいいです。

ドラマーになることと、

自宅にアコースティックドラム一式を置くことは同じではありません。

練習スタジオなど、ドラムセットが設置された場所で練習する方法もあります。

自宅では、

練習パッド。

電子ドラム。

スティック練習。

など別の方法を使う人もいます。

だから、

「ドラムセットを家に置けない=ドラマーを入れられない」

ではありません。

ドラムなしのライブはできる?

できます。

ただし、

どういうライブにしたいかによります。

ギターとボーカルだけなら、その編成で演奏する。

打ち込みを流すなら、同期させる。

カホンなど簡易的な打楽器を使う。

キーボードやギターでリズム感を強く出す。

方法はいろいろあります。

「バンドだから全パート揃えないとライブできない」

という決まりはありません。

ただし、

原曲のドラムが強く印象に残る曲を、そのままドラムなしで演奏すると、

かなり違った印象になることはあります。

その場合は、

欠けた状態として演奏するより、

ドラムなし用にアレンジし直したほうが自然

です。

「ドラムはいらない」が、自分自身の話なら少し別

ここまでは、

「バンドにドラムは必要か?」

という話をしてきました。

でも、

自分がドラマーで、

「ドラムって別にいらないんじゃないか」

と思って検索している人もいるかもしれません。

自分がいなくても曲は進む。

打ち込みでも作れる。

家で練習するのも大変。

機材を運ぶのも面倒。

前ほど叩きたいと思わない。

そういう話なら、

ドラムという楽器の重要性をいくら説明しても、答えにはならないと思います。

ドラムが音楽に必要かどうかと、あなたがこれからドラムを続けたいかは別だからです。

もう楽しめていないなら、

「ドラムは重要だから続けなきゃ」

まで考えなくていい。

ドラムはいらない?よくある疑問

ドラムなしでもバンドは成立しますか?

成立します。

ボーカルとギターだけなど、ドラムのない編成はいくらでも作れます。

ただし、もともとドラムを前提にした曲から単純にドラムだけ抜くと、印象が大きく変わることがあります。

ドラマーがいなくてもライブできますか?

できます。

打ち込みを使う方法や、ドラムなしの編成としてアレンジする方法があります。

ドラムは打ち込みで代用できますか?

ドラムパートを作るという意味では可能です。

ただし、生身のドラマーによるその場の反応や演奏とは性質が異なります。

ベースがいればドラムはいらないですか?

ベースとドラムは重なる役割もありますが、同じ楽器ではありません。

ベースだけでもリズム感は作れますが、一般的なドラムが担当するキック、スネア、ハイハットなどの働きまで同じように再現するわけではありません。

メトロノームがあればドラムはいらないですか?

テンポを一定に保つだけならメトロノームでできます。

ただしドラムは、テンポだけでなくアクセントや展開、ノリ、音の強弱なども作っています。

ドラムセットを持っていなくてもドラマーになれますか?

自宅にアコースティックドラム一式がなくても練習する方法はあります。

スタジオのドラムセットや練習パッド、電子ドラムなどを利用できます。

DTMがあるならドラマーはもう必要ありませんか?

楽曲制作だけを考えれば、ドラマーなしでも制作できます。

一方、ライブやバンドセッションでは生身のドラマーならではの役割もあります。

目的次第です。

ドラムはいらない音楽もある。だからこそ、必要な理由も見えてくる

ドラムがなくても音楽はできます。

そこを無理に否定する必要はありません。

ドラマーがいなくても曲は作れる。

生ドラムを使わなくてもいい。

ドラムセットを置かなくてもいい。

場合によっては、ドラムパートそのものがない曲でも成立します。

でも、

それは、

ドラムが何もしていない

という意味ではありません。

キックで重さを作る。

スネアで拍を見せる。

ハイハットで時間を動かす。

フィルで次の展開へ進める。

曲全体の勢いを変える。

ドラムにはそういう仕事があります。

だから、

「ドラムは必要なの?」

という問いに、

YESかNOだけで答える必要はないと思います。

その曲にドラムの仕事が必要なら使う。

必要なければ使わない。

人間に叩いてほしければドラマーを入れる。

打ち込みで十分なら打ち込む。

アコースティックでやりたいなら、なくてもいい。

音楽は、そのくらい自由です。

「バンドにはドラムがいるものだから」

ではなく、

自分たちの音に何が必要なのか。

そこから決めればいいと思います。

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