ベースを買ったときは楽しかった。
好きな曲を弾いてみたり、
少しずつ指が動くようになったり、
弾けなかったフレーズが弾けるようになったり。
最初のころは、ベースを触るだけでも結構楽しかった人もいると思います。
でも、しばらく続けていると、
なんか飽きた。
となることがあります。
練習しようと思わない。
ベースを見ても手が伸びない。
弾き始めても、すぐ飽きる。
前までは好きだったのに、最近あまり楽しくない。
そうなると、
「自分にはベース向いてないのかな」
「もうやめた方がいいのかな」
と思うかもしれません。
ただ、その前に一度考えてみてほしいことがあります。
本当にベースそのものに飽きたのでしょうか。
基礎練習に飽きただけかもしれない。
一人で弾くことに飽きたのかもしれない。
同じ曲ばかり弾いていることに飽きたのかもしれない。
上達しないことに疲れているだけかもしれません。
ここは結構違います。
だから、いきなり
「ベースを続けるか、やめるか」
まで決めなくてもいいと思います。
まずは、
自分がベースの何に飽きたのか。
そこから考えてみます。
ベースに飽きること自体は別におかしくない
最初のころって、何をしても新しいんですよね。
初めてアンプにつないだ。
初めて曲に合わせて弾けた。
初めて最後まで一曲弾けた。
初めてスラップをやってみた。
知らなかったことがどんどん出てきます。
でも、続けていれば慣れます。
前までできなかったことが普通にできるようになる。
毎回やっている練習も見慣れてくる。
昨日と今日で劇的に上手くなるわけでもない。
そうなれば、最初ほど刺激を感じなくなることはあります。
だから、
飽きた=ベースの才能がない
とまでは考えなくていいと思います。
ただし逆に、
「絶対また好きにならなきゃいけない」
という話でもありません。
本当に興味がなくなることだってあります。
大事なのは、
飽きたという感覚だけで、すぐ自分に向いていないと決めないこと。
一回だけ、何に飽きたのか分けてみます。
あなたはベースの何に飽きた?
同じ「ベースに飽きた」でも、原因によってやることは変わります。
基礎練習に飽きた
運指。
スケール。
メトロノーム。
同じフレーズの反復。
もちろん上達するためには役立つと思います。
でも趣味でベースを始めたのに、
毎回、
「今日はこれを30分」
「次はこれを20分」
みたいになってくると、だんだん宿題っぽくなることもあります。
この場合、
ベースに飽きたのではなく、ベースの練習に飽きている
可能性があります。
だったら、一回練習をやめてみてもいい。
好きな曲だけ弾く。
適当に音を出す。
途中まで弾いて終わる。
別に上手くならなくてもいい。
それで、
「やっぱりベース触るのは楽しいな」
と思うなら、まだベースそのものには飽きていないのかもしれません。
上達しなくて飽きた
何回やっても弾けない。
同じところでミスする。
速いフレーズについていけない。
何か月やっても上手くなっている気がしない。
これも「飽きた」と感じることがあります。
でも実際には、
飽きたというより、うまくいかないことに疲れている
可能性があります。
弾けない。
↓
練習する。
↓
それでも弾けない。
↓
楽しくない。
↓
触らなくなる。
こうなっているなら、練習方法を変える方が先かもしれません。
曲を簡単にする。
テンポを落とす。
難しい部分だけ練習する。
今の自分でも弾ける曲を一曲入れる。
「もっと頑張る」以外にもやり方はあります。
一人でベースを弾くことに飽きた
これはベースでは結構大きいと思います。
ギターなら、一人でコードを鳴らしたり、弾き語りしたり、それだけでも曲っぽく聞こえます。
でもベースを一人で弾いていると、
「ずっと低い音をドゥンドゥン鳴らして何してるんだろう」
みたいになることがあります。
もちろんソロベースが好きな人もいます。
でも、
ベースって他の音と一緒になったときに面白さが分かる人もいる
と思います。
ドラムが入る。
ギターが入る。
歌が入る。
その中で自分のベースが鳴る。
それだけで、同じフレーズでも全然違って聞こえることがあります。
もしずっと一人で練習しているなら、
ベースに飽きたというより、
一人でベースを弾くことに飽きた
のかもしれません。
同じことばかり弾いていて飽きた
いつも同じ曲。
いつも指弾き。
いつも同じジャンル。
いつも同じ音。
ある程度できるようになれば、それが当たり前になってきます。
だったら一回変えてみてもいいと思います。
指弾きしかしていないならピック。
ピックしか使っていないなら指。
スラップをやってみる。
普段聞かないジャンルを弾いてみる。
コピーしかしていないなら、自分で適当にベースラインを作ってみる。
別に全部上手くなる必要はありません。
ちょっと面白そうだからやってみる。
それくらいでいいと思います。
ベースの役割そのものがつまらなくなった
これもあると思います。
もっと目立ちたい。
メロディを弾きたい。
コードを鳴らしたい。
歌いながら一人で完結したい。
それなのに、
「ベースなんだからこう弾かなきゃ」
と思いながら続けている。
だったら、そもそも今の自分が求めているものとベースが合っていない可能性もあります。
ギターをやってみてもいい。
鍵盤を触ってもいい。
DTMをやってもいい。
別に、
一度ベースを選んだから、一生ベース担当でいなければいけないわけではありません。
他の楽器を触った結果、
「やっぱりベースがいいな」
となることだってあります。
他にやりたいことができた
これはかなり普通のことだと思います。
昔はベースが一番楽しかった。
でも今は別の趣味の方が面白い。
仕事が忙しくなった。
生活が変わった。
音楽以外に時間を使いたくなった。
興味って変わります。
だから、
ベースが悪いわけでも、自分が飽きっぽいからダメなわけでもありません。
今は別のことをやりたい。
それだけかもしれません。
本当にベース自体に興味がなくなった
そして、もちろんこれもあります。
動画を見ても弾きたいと思わない。
好きだったベーシストを見ても何とも思わない。
ベースを触りたいとも思わない。
別の奏法を試したいとも思わない。
誰かと演奏したいとも思わない。
そういう状態なら、
本当にベースへの興味がなくなっている
のかもしれません。
それなら、無理にモチベーションを復活させる必要はないと思います。
ベースに飽きたなら、一回「練習」をやめてみる
ベースをやめる前に、
ベースの練習だけやめてみる。
これは結構ありだと思います。
「毎日30分やらなきゃ」
「この教則本を終わらせなきゃ」
「この曲を完成させなきゃ」
そういうのを一回全部やめる。
その代わり、
好きな曲を流して適当に合わせる。
エフェクターをいじる。
スラップをちょっとだけやる。
一番好きなフレーズだけ弾く。
5分でやめてもいい。
今日は上達しなくてもいい。
その状態で、
ベースを触ること自体が楽しいか
を見てみる。
楽しいなら、嫌だったのはベースではなく「練習」だった可能性があります。
一人で弾いて飽きたなら、ドラムと合わせてみる
ベースに飽きた人には、一度これを試してみてほしいです。
ドラムと合わせる。
別にいきなりバンドを組まなくてもいいです。
好きな曲に合わせてもいい。
ドラムトラックを流してもいい。
簡単なリズムでもいい。
そして一度、
ドラムのキックを意識してベースを弾いてみる。
一人で、
ドン、ドン、ドン。
と弾いていた音でも、
ドラムと一緒になると急に音楽っぽくなることがあります。
自分が一音短くしただけでノリが変わる。
少し後ろに置いただけで聞こえ方が変わる。
同じ音を弾いているのに、周りの音によって役割が変わる。
ベースの面白さって、そういうところにもあると思います。
一人で弾いてつまらなくなった人は、
一度「誰かと一緒に鳴っている状態」に戻してみる。
それだけで結構変わるかもしれません。
今までやっていない弾き方を一つだけ試してみる
新しいことを全部やる必要はありません。
一個でいいです。
指弾きならピックを持ってみる。
ピックなら指で弾いてみる。
スラップを知らないなら、ちょっとだけやってみる。
普段ロックしか弾かないなら、ファンクを聞いてみる。
コピーしかしたことがないなら、自分で4小節だけベースラインを作ってみる。
4弦しか触ったことがないなら、楽器屋で5弦を触ってみてもいい。
もちろん、
飽きたから新しいベースを買え
という話ではありません。
お金を使わなくても、知らない弾き方や音楽はいくらでもあります。
目的は上手くなることではなく、
「まだ自分が面白いと思えるベースの遊び方があるか」
を探すことです。
好きな曲をベースだけ意識して聴いてみる
これも一回やってみると面白いです。
いつも聞いている曲を、
今度はベースだけ追いかけて聞く。
普段はボーカルを聞いていた。
ギターを聞いていた。
曲全体をなんとなく聞いていた。
でもベースだけを意識すると、
「ここでこんな動きしてたんだ」
「サビだけこんなに音数減らしてるんだ」
「ずっとルート弾いてると思ってたけど全然違うじゃん」
みたいな発見が出ることがあります。
そうすると、
これ弾いてみたいな
がまた出てくるかもしれません。
練習する曲を探すのではなく、
弾きたくなる曲を探す。
こっちの方がいいときもあります。
上手くなることを一旦やめてもいい
趣味として始めたのに、
昨日より上手くならなきゃ。
毎日練習しなきゃ。
曲を最後まで完成させなきゃ。
もっと速く弾かなきゃ。
みたいになってくると、結構疲れます。
別に、
上手くならない日があってもいいと思います。
5分だけ弾いて終わる。
一番好きなフレーズだけ弾く。
適当に音を出す。
昨日できなかったことが今日もできない。
それでもいい。
プロになるためにやっているのでなければ、
楽しむことまで練習メニューにしなくてもいいと思います。
ベースを誰かと弾いてみる
もし機会があるなら、誰かと音を合わせてみるのもいいです。
バンドを組んでもいい。
友達のギターに合わせてもいい。
ドラムだけでもいい。
セッションへ行ってもいい。
そこまでしたくないなら、音源に合わせるだけでもいい。
ベースって、
一人で何を弾けるかより、他の音とどう混ざるか
に面白さを感じる人もいると思います。
自分のベースが入った瞬間に曲の重心が変わる。
ドラムと噛み合う。
ギターのコードの下に自分の音が入る。
そこを一回体験すると、
一人で練習していたときとは全然違って見えることがあります。
それでも飽きているなら、一度ベースから離れてみる
ここまでいろいろ試したとしても、
やっぱりベースを触りたいと思わない。
それなら一度休んでもいいと思います。
一週間でもいい。
一か月でもいい。
もっと長くてもいい。
しかも、
「○月○日から絶対再開する」
と決めなくてもいいと思います。
一旦置いておく。
そのうち弾きたくなったら弾く。
弾きたくならなかったら、そのとき考える。
趣味なんだから、それくらいでもいいはずです。
ベースを休んでいる間にギターをやってもいい。
ゲームしてもいい。
キャンプしてもいい。
何もしなくてもいい。
離れてみて初めて、
「やっぱりベース弾きたいな」
と思うこともあります。
逆に、
「全然弾きたいと思わないな」
となることもあります。
どちらでもいいと思います。
それでもベースを弾きたいと思わないなら、やめてもいい
練習方法を変えた。
好きな曲も聞いた。
違う奏法も試した。
一度休んだ。
それでも、
ベースを弾きたいと思わない。
だったら、やめるという選択もあります。
何年続けたとか。
いくらお金を使ったとか。
昔はあんなに好きだったとか。
そこだけで無理に続けなくてもいいと思います。
今の自分が、
「もういいかな」
と思っているなら、それも一つの答えです。
それに、
今ベースをやめたからといって、一生ベースを弾いてはいけないわけではありません。
5年後にまた弾きたくなるかもしれない。
10年後かもしれない。
そのときまた始めてもいい。
一旦やめることと、
永遠にベースを捨てることは別です。
ベースをやめるなら、持っているベースをどうする?
ベースをやめると決めても、
その瞬間にベース本体まで捨てる必要はありません。
いくつか選択肢があります。
まだ迷っているなら残しておく
「もうやめようかな」
と思っているけど、少し迷う。
それなら一旦残してもいいと思います。
ケースに入れて見えない場所へ置く。
それでしばらく生活してみる。
また弾きたくなったら出せばいい。
思い出があるなら無理に手放さない
初めて買ったベース。
学生時代にずっと使っていたベース。
誰かにもらったベース。
思い入れが強いものなら、別に残してもいいと思います。
後から同じモデルを買えても、
自分が使っていたその一本は戻ってこない
ことがあります。
誰かに譲る
知り合いにベースを始めたい人がいるなら、譲るという方法もあります。
「捨てるのは嫌だけど、誰かが使ってくれるなら嬉しい」
という人には合うと思います。
もう使わないなら売る
もう弾かない。
今後も使う予定がない。
部屋に置いておく必要も感じない。
そこまで決まっているなら、売るという方法もあります。
ただ、
自分にはもう必要ないことと、そのベースに価値がないことは別です。
古い。
傷がある。
弦が錆びている。
何年も使っていない。
だからといって、自分で0円と決める必要はありません。
もし本当に手放すつもりなら、捨てる前に一度だけ価値を確認してみてもいいと思います。
査定してもらったからといって、その場で絶対に売らなければいけないわけでもありません。
金額を見て、
売る。
残す。
もう少し考える。
そこから決めても遅くないと思います。
処分方法や売る以外の選択肢まで知りたい場合は、こちらで詳しくまとめています。

ベースに飽きた人によくある疑問
ベースは一人で弾いていても楽しい?
楽しい人もいます。
ただ、ベースは他の楽器と合わさったときに面白さを感じる人もいます。
一人で弾いてつまらないなら、好きな曲やドラムトラックに合わせてみるのもありです。
ベースの練習がつまらないときはどうする?
一度、練習をやめてみてもいいと思います。
好きな曲だけ弾く。
新しい奏法を試す。
適当に音を出す。
「今日は上手くなる」という目的を外してみると、ベースを触ること自体はまだ好きなのか分かりやすくなります。
30分くらいで飽きるならベースに向いていない?
30分で飽きるというだけで、向いていないとは決められないと思います。
30分弾いて楽しかったなら、それでもいい。
趣味なら何時間も練習し続ける必要はありません。
逆に5分でも苦痛なら、何が嫌なのかを考えてみてもいいと思います。
一週間や一か月ベースを休んでも大丈夫?
趣味なら休んでもいいと思います。
再開したときに少し指が動きにくくなることはあるかもしれませんが、それよりも無理に続けて完全に嫌になる方が困る人もいると思います。
ベースに飽きたらギターを始めてもいい?
全然いいと思います。
別の楽器を触った結果、そちらの方が好きになるかもしれない。
逆にギターを触ったことで、
「やっぱり自分はベースが好きだな」
と気付くかもしれません。
飽きたベースは売った方がいい?
今すぐ決める必要はありません。
まだ迷っているなら残す。
思い出があるなら残す。
本当にもう使わないなら売る。
自分がそのベースをこれからも持っていたいかで考えればいいと思います。
まとめ|ベースをやめる前に、今までの楽しみ方だけ一度やめてみる
ベースに飽きた。
そう思ったからといって、無理に続ける必要はありません。
でも、
ベースそのものに飽きたのか。
基礎練習に飽きたのか。
一人で弾くことに飽きたのか。
同じ曲ばかり弾くことに飽きたのか。
上手くならないことに疲れたのか。
そこは一度分けて考えてみてもいいと思います。
練習をやめてみる。
ドラムと合わせてみる。
違う奏法を試してみる。
好きな曲のベースだけを聞いてみる。
誰かと音を合わせてみる。
一旦ベースから離れてみる。
それでも、
「もうベースを弾きたいとは思わないな」
となったなら、やめてもいい。
また弾きたくなったら、そのとき戻ればいいと思います。
だから、ベースをやめるかどうか決める前に、
今までのベースの楽しみ方だけ、一度やめてみる。
それから決めても遅くないと思います。

