ピアノをやめたい。
そこまで思っているなら、無理に、
「どうすればもう一度ピアノを好きになれるんだろう」
と考え続けなくてもいいと思います。
もちろん、
先生を変えたら楽しくなるかもしれない。
練習方法を変えたら続けられるかもしれない。
一度休んだら、また弾きたくなるかもしれません。
でも、
そこまでして続けたいと思わない。
という人だっていると思います。
子どものころから10年続けた。
親に習わせてもらった。
毎月月謝を払ってもらった。
発表会にも出た。
それなりに弾けるようにもなった。
そうなると、
「もうやめたい」
と思っていても、
今までやってきたことが全部もったいないような気がして、やめにくくなるんですよね。
だから一度だけ考えてみてほしいです。
本当にやめたいのは、
ピアノそのものでしょうか。
それとも、
毎日の練習。
今の先生。
親から練習しろと言われること。
発表会。
レッスン。
受験との両立。
そういう今のピアノとの付き合い方でしょうか。
ここは結構違います。
先生だけが嫌なら、教室を変える方法があります。
毎日練習するのが嫌なら、練習の仕方を変えてもいい。
今は受験で忙しいだけなら、一度休んでもいい。
でも、
全部自由にしていいと言われても、
もうピアノを弾きたいと思わない。
なら、やめるという選択もあっていいと思います。
ピアノをやめたいなら、まず「何が嫌なのか」だけ考えてみる
同じ「ピアノをやめたい」でも、理由は人によって全然違います。
ここを全部、
「やる気がなくなった」
で片付けてしまうと、結構ズレます。
練習が嫌なのか。
先生が嫌なのか。
親から言われるのが嫌なのか。
上達しないのが嫌なのか。
忙しいのか。
お金がかかるのか。
それとも、
本当にもうピアノそのものに興味がないのか。
まずそこだけ分けてみます。
練習が嫌でピアノをやめたい
ピアノを弾くこと自体は、そこまで嫌いじゃない。
でも練習が嫌。
毎日、
「30分弾きなさい」
「今日練習した?」
「次のレッスンまでにここまで」
となってくる。
そうすると、
最初は好きだったピアノまで嫌いになってくることがあります。
でも、
練習が嫌なのと、ピアノが嫌なのは別です。
趣味なら一度、
ちゃんとした練習をやめてもいいと思います。
好きな曲だけ弾く。
昔弾いた簡単な曲を弾く。
5分で終わる。
片手だけでもいい。
同じ好きなフレーズだけ何回か弾いて終わる。
それでもいい。
そこで、
「練習は嫌だけど、自由に弾くなら結構好きだな」
と思うなら、ピアノそのものをやめる必要はないかもしれません。
逆に、
好きな曲を自由に弾いていいと言われても、
もうピアノに触りたいと思わない。
なら、また話は変わります。
上達しないからピアノをやめたい
何年もやっているのに上手くならない。
同じところで間違える。
譜読みが遅い。
難しい曲になると全然弾けない。
発表会で思ったように弾けなかった。
周りの子の方が上手い。
そういうことが続けば、
「自分にはピアノ向いてないのかな」
と思うこともあると思います。
ただ、
上手く弾けないことが嫌なのか、ピアノそのものが嫌なのか。
ここも少し違います。
もし、
「もっと上手く弾けるなら続けたい」
と思うなら、まだピアノへの興味はあると思います。
だったら、
難しい曲を一旦やめる。
好きな曲を弾く。
目標を下げる。
先生に相談する。
教室を変える。
そういう方法もあります。
でも、
上手くなった自分を想像しても、
「別にもうそこまで弾きたいと思わない」
なら、もう上達の問題だけではないのかもしれません。
先生やピアノ教室が嫌でやめたい
レッスンの日になると嫌になる。
先生に怒られるのが怖い。
できていないところを指摘されるのが苦痛。
先生の前に座ると緊張する。
そういう状態なら、
ピアノより先に、今の先生が自分に合っているのか
を考えてもいいと思います。
先生を変えられるなら、まだピアノを続けたい。
好きな曲を中心に教えてもらえるなら、やりたい。
そう思うなら、
やめたいのはピアノではなく、
今のピアノ教室
なのかもしれません。
逆に、
「別の教室まで探して続けたいとは思わない」
なら、それも一つの答えです。
続ける方法を探すこと自体がもう面倒なら、無理に次の先生を探さなくてもいいと思います。
子どもが「ピアノをやめたい」と言った場合
ここは親側もかなり悩むと思います。
せっかく何年も習わせた。
結構弾けるようになった。
ピアノまで買った。
送り迎えもした。
月謝も払ってきた。
それなのに、
「もうやめたい」
と言われる。
そりゃ、
「もう少し続けたら?」
と言いたくなると思います。
ただ、一度、
子どもが何をやめたいのか
を聞いてみてもいいと思います。
ピアノそのものなのか。
毎日の練習なのか。
今の先生なのか。
発表会なのか。
難しい曲なのか。
親に練習しろと言われることなのか。
他のことをやりたいのか。
ここで答えはかなり変わります。
特に、
親に怒られながら練習することとピアノがセットになっている場合、
本人も、
ピアノが嫌なのか、練習をめぐる親子関係が嫌なのか
分からなくなっていることがあります。
一度練習量を減らす。
少し休む。
先生を変える。
そうすると気持ちが変わることもあります。
でも、
何を変えてもずっと、
「もうやりたくない」
と言っているなら、その気持ちまで無視しなくていいと思います。
親の方がピアノに疲れてしまうこともある
これもあります。
子どもはそこまで嫌がっていない。
でも親が、
毎日練習させる。
「やりなさい」と言う。
喧嘩する。
レッスンへ連れて行く。
月謝を払う。
発表会の準備をする。
そういう生活に疲れている。
だったら、
親がピアノを続けさせることに疲れている
という問題かもしれません。
練習への口出しを減らす。
本人に任せる。
レッスン回数を減らす。
発表会には出ない。
一旦休む。
続け方そのものを小さくしてもいいと思います。
受験や部活があるなら、一旦ピアノから離れてもいい
中学生、高校生くらいになると、ピアノ以外のことも増えます。
受験。
部活。
塾。
友達。
アルバイト。
他にやりたいこと。
ピアノを始めたころとは生活が全然違ってきます。
そんな中で、
「昔からやっているから」
という理由だけで毎週レッスンへ行き続ける。
それが苦痛になることもあります。
まだ弾きたいなら休会でもいい。
受験が終わってから戻ってもいい。
家でたまに弾くだけでもいい。
でも、
受験が終わっても別に戻りたいと思わない。
なら、そのままやめてもいいと思います。
大人になってピアノをやめたい場合もある
ピアノをやめたいのは子どもだけではありません。
大人になって始めた。
昔やっていて再開した。
でも、
仕事が忙しい。
子育てがある。
練習時間がない。
思っていたほど上達しない。
毎週レッスンへ行くのがしんどい。
そんなこともあります。
大人の趣味なら、
なおさら、
生活を苦しくしてまで続ける必要はない
と思います。
月一回にする。
独学に戻る。
好きな曲だけ弾く。
完全に休む。
それでも続けたいと思わないなら、やめる。
自分で決めればいいと思います。
「ここまで続けたから」で、この先まで決めなくていい
これ、ピアノではかなり大きいと思います。
3年。
5年。
10年。
子どものころからずっと。
かなり弾けるようになった。
発表会にも何度も出た。
だから、
今やめたら全部もったいない。
そう感じる。
でも、
やめても今までやったことは消えません。
10年間習ったなら、
10年間ピアノをやってきた経験は残ります。
曲を弾けるようになった。
楽譜が読めるようになった。
発表会に出た。
音楽を知った。
それは全部そのままです。
だから、
今までどれだけ続けたかと、これからも続けたいかは別にしていい。
と思います。
「ここまでやったから」
だけが続ける理由なら、一回それを外して考えてみてもいい。
一度ピアノから離れてみてもいい
まだ少し迷う。
本当にやめたいのか分からない。
なら、一回休むのもありです。
しかも、
「3か月後絶対再開」
みたいに決めなくてもいいと思います。
レッスンを休む。
練習しない。
ピアノのことを考えない。
一旦、
ピアノをやっていない生活
をしてみる。
そうすると、
「あの曲弾きたいな」
と思うかもしれません。
逆に、
何か月経っても弾きたいと思わない。
レッスンがない生活の方が圧倒的に楽。
なら、それも答えです。
続ける方法を探すこと自体、もう面倒ならやめてもいい
ここまで読むと、
「教室を変えればいい」
「練習方法を変えればいい」
「一度休めばいい」
という話も出てきました。
でも、
それをすること自体もう面倒。
という人もいると思います。
だったら、無理に続けなくていいと思います。
趣味なのに、
続けるために努力し続ける。
続けるために先生を探す。
続けるために自分を説得する。
そこまでしなければ続かないなら、
もうやめたいんじゃないでしょうか。
昔は好きだった。
10年続けた。
親がお金を払ってくれた。
先生にもお世話になった。
それは全部大切です。
でも、
それは「これからもピアノをやりたい」という理由とは別です。
もうやりたくないなら、ちゃんとやめてもいいと思います。
ピアノをやめるとき、どう伝えればいい?
実際にやめると決めると、次に困るのがこれだと思います。
先生にどう言えばいいのか。
親にどう言えばいいのか。
理由をどこまで言えばいいのか。
いつ伝えればいいのか。
長く通っていればいるほど、
「先生に申し訳ない」
「引き止められたらどうしよう」
と思うこともあります。
ただ、ものすごく立派な理由を作る必要はありません。
例えば先生なら、
「生活との両立が難しくなったため、○月末でレッスンを終了したいと考えています。これまでご指導いただき、ありがとうございました。」
でもいいと思います。
一旦休みたいなら、
「今は練習やレッスンの継続が負担になっているため、一度お休みして今後について考えたいです。」
でもいい。
親へ伝える場合も、
「もう嫌だから!」
だけではなく、
何がしんどいのか。
どのくらい前から考えていたのか。
休みたいのか、完全にやめたいのか。
そこまで伝えると話しやすくなると思います。
辞めるときの先生への言い方、親への伝え方、メールやLINEで伝えていいのか、いつ伝えればいいのかについては、こちらで詳しくまとめています。

本当にやめると決めたら、ピアノをどうする?
レッスンをやめることと、
家にあるピアノを手放すことは別です。
まだ家族が弾く。
思い出がある。
もしかしたらまた弾くかもしれない。
なら、残してもいいと思います。
でも、
もう誰も弾かない。
自分も再開する気はない。
部屋ではずっと場所を取っている。
今後使う予定もない。
そこまで決まっているなら、
次はそのピアノをどうするか
です。
電子ピアノなのか。
アップライトピアノなのか。
グランドピアノなのか。
種類によっても違います。
特に大きなピアノは、
「いらなくなったから明日ゴミに出そう」
みたいに簡単にはいかないこともあります。
だから処分方法を調べる前に、
そのピアノがまだ売れるものなのか、一度確認してみてもいいと思います。
自分にはいらなくても、そのピアノに価値がないとは限らない
ここは結構大事です。
もう弾かない。
何年も使っていない。
古い。
家にずっと置いてある。
だから、
「こんなのもう価値ないだろう」
と思うかもしれません。
でも、
自分の家ではいらなくなったことと、そのピアノに価値がないことは別です。
メーカー。
モデル。
製造時期。
状態。
ピアノの種類。
そういったものによっても違います。
自分では分からないのであれば、
本当に手放す前に、
一度だけ価値を確認してみる。
それでもいいと思います。
査定してもらったからといって、必ず売らなければいけないわけではありません。
金額を見る。
売る。
残す。
家族と相談する。
もう少し考える。
そこから決めても遅くないと思います。
ピアノをやめたい人によくある疑問
ピアノは何年続けたらやめてもいい?
何年で決めなくていいと思います。
1年でもやめる人はいる。
10年続けてやめる人もいる。
期間より、
これからも弾きたいか。
そこを考えればいいと思います。
ピアノをやめたら後悔する?
後悔する人もいると思います。
だから迷うなら、すぐ全部終わらせずに一旦休む方法もあります。
ただ、
「後悔するかもしれない」
だけで嫌々続ける必要もありません。
一度やめたピアノは再開できる?
できます。
ブランクがあれば、以前と同じようには弾けないこともあると思います。
でも、また弾きたくなったらそのとき再開すればいいです。
子どもがピアノをやめたいと言ったらどうする?
まず、
何が嫌なのかを聞いてみる。
ピアノそのものなのか。
練習なのか。
先生なのか。
親から言われることなのか。
そこから考える方がいいと思います。
先生が嫌ならピアノ教室だけ辞めてもいい?
もちろん一つの方法です。
まだピアノは弾きたいなら、教室だけ変えてもいい。
逆に別の先生を探してまで続けたくないなら、そのままピアノ自体をやめることもできます。
ピアノをやめると先生に失礼?
辞めること自体が失礼というわけではないと思います。
これまで教えてもらった感謝を伝えて、そのうえで終了の意思を伝えればいい。
長く教えてもらったことへの感謝と、
これからレッスンを続けないことは別です。
高いピアノを買ったのにやめるのはもったいない?
高かったことと、これからも弾きたいことは別です。
まだ弾くなら残す。
家族が使うなら残す。
誰も使わないなら手放す。
そして手放すなら、処分する前に価値を確認してから考えてもいいと思います。
ピアノをやめたら、すぐ売った方がいい?
迷っているなら急がなくていいと思います。
まだ弾く可能性があるなら残す。
でも、
もう誰も使わない。
再開する予定もない。
場所を空けたい。
そこまで決まっているなら、手放すことを考えてもいいと思います。
まとめ|ピアノをやめたいなら、無理に続ける理由を探さなくてもいい
ピアノをやめたい。
そう思ったなら、
まず一度だけ、
何をやめたいのか。
そこを考えてみる。
練習が嫌なのか。
先生が嫌なのか。
親に言われるのが嫌なのか。
受験や部活で時間がないのか。
それとも、
本当にもうピアノを弾きたいと思わないのか。
先生だけが嫌なら、先生を変える。
疲れたなら休む。
練習が嫌なら、練習の仕方を変える。
でも、
何を変えても。
自由に弾いていいと言われても。
一度休んでも。
それでも、
もうピアノをやりたいとは思わない。
なら、やめていいと思います。
10年続けたからといって、11年目も続けなければいけないわけではありません。
今までの時間はなくなりません。
でも、
これからの時間はこれから決められます。
そして本当にやめるなら、
先生へ伝える。
必要なら親とも話す。
そのあと、
ピアノを残すのか。
譲るのか。
売るのか。
そこまで考えればいいと思います。
昔どれだけ好きだったかではなく、これからも弾きたいか。
最後はそこから決めればいいと思います。

