練習している。
打ちっぱなしにも行っている。
動画も見ている。
クラブだって買い替えた。
それなのに、ゴルフが全然上達しない。
これは結構きついです。
始めて1か月なら、
「まだ初心者だから」
と思える。
でも、
半年。
一年。
三年。
五年。
それでもスコアが変わらない。
自分より練習していないように見える人が、普通に自分よりいいスコアで回っている。
そうなると、
「自分にはゴルフの才能がないんじゃないか」
まで考えます。
でも私は、
上達しないときに最初から練習量を増やすのは、少し違うと思います。
今の方法で結果が出ていないなら、
同じことを2倍やる前に、
「何が上達を止めているのか」
を見たほうがいい。
スイングなのか。
練習方法なのか。
ショートゲームなのか。
コースへ行ったときの考え方なのか。
YouTubeを見すぎているのか。
レッスンが今の自分に合っていないのか。
クラブなのか。
それとも、
スコアだけを見て「上達していない」と感じているのか。
この記事では、
「これをやれば必ず100を切れます」
みたいな話はしません。
代わりに、
今の練習の何をやめて、何を優先すればいいのか。
そこを一度整理します。
まず「ゴルフが上達しない」を7つに分けてみる
今の自分に一番近いところを探してみてください。
| 状態 | 上達を止めている可能性 | まず見直すこと |
|---|---|---|
| 練習場でもまともに当たらない | 基礎・ミート | 課題を減らす |
| 練習場では打てるのにコースで崩れる | 実戦との違い | コースを想定する |
| 毎回違うミスが出る | 練習迷子 | 直すことを一つにする |
| YouTubeを見るほど分からなくなる | 情報過多 | 情報源を絞る |
| スイングは良くなったのにスコアが変わらない | スコアメイク | 大叩きの原因を見る |
| レッスンに通っているのに変わらない | 課題・指導とのズレ | 目標を共有する |
| クラブを替えても変わらない | 道具以外 | 道具で直そうとしない |
全部を同時に直そうとすると、
結局、
何をやって上達したのかも、何をやって悪くなったのかも分からなくなります。
だからまず、
「自分はどのタイプだろう」
くらいからでいいと思います。
練習しているのに上達しない人ほど「何球打ったか」を一度忘れる
練習場へ行く。
200球打つ。
汗もかく。
疲れる。
「今日も練習した」
という感覚はあります。
でも、
200球打ったことと、
200球分上達したことは同じではありません。
例えば、
ドライバーを打つ。
曲がる。
もう一球。
また曲がる。
少し構えを変える。
次は左へ行く。
YouTubeで見たことを思い出す。
今度は右肩を意識する。
その次は腰。
そうやって200球。
これだと、
たくさん練習したのに、
何を直していたのか分からない
ことがあります。
だから、
球数より先に、
今日は何を確認する日なのか。
一つ決める。
それだけでも練習は変わります。
毎回テーマが変わると、ずっと「初心者状態」が続く
昨日は、
手を使わない。
今日は、
腕を振る。
次は、
体重移動。
その次は、
頭を動かさない。
そして週末には、
新しく見つけた別の動画を試す。
これを繰り返していると、
一つの動きを試す期間がほとんどありません。
うまくいかなかったのか。
まだ慣れていないだけなのか。
判断する前に次へ行ってしまう。
私はこれを、
上達しないというより、検証が終わらない状態
だと思います。
一つ変える。
しばらく見る。
良くなったのか悪くなったのか確認する。
それから次。
そのほうが、自分のゴルフが少しずつ分かってきます。
YouTubeを見すぎて「スイング迷子」になっていないか
無料でプロやコーチの解説を見られるのは便利です。
でも、
情報が多いことがそのまま有利になるとは限りません。
ある動画では、
もっと回転する。
別の動画では、
回りすぎない。
ある人は、
手を使わない。
別の人は、
腕を振る。
どれも、その人が想定しているミスやゴルファーによっては意味があるのでしょう。
問題は、
自分が何を直したいのか分からないまま全部試すこと
です。
情報が増えるほど、
スイングのチェック項目も増える。
クラブを振る前に、
頭の中がいっぱいになる。
これなら一度減らしたほうがいいと思います。
今の課題は一つ。
参考にする情報源も一つか少数。
それを一定期間試す。
動画を探す時間より、
自分の変化を見る時間を増やします。
練習場では打てるのに、コースになると全然ダメ
これも、
「自分は練習しているのに上達しない」
と感じやすいパターンです。
練習場では、
平らな場所。
同じ方向。
何球も続けて打てる。
一球失敗しても、すぐ次があります。
コースでは違います。
一球打ったら移動。
傾斜。
ラフ。
バンカー。
距離。
OB。
池。
前のミスも頭に残る。
だから、
練習場でいい球が増えたことと、
そのままスコアが良くなることは同じではありません。
練習場だけで、
「今日は7番アイアンを50球」
と打つだけではなく、
ドライバーを一球。
次はアイアン。
次は短い距離。
のように、
コースで使う順番を意識してみる
のも一つです。
完璧なスイングを作るだけでなく、
実際に一球ずつ違う状況で打つこともゴルフだからです。
「スイングは良くなったのにスコアが変わらない」なら、見る場所が違うかもしれない
以前より球は当たる。
ドライバーも飛ぶ。
アイアンも悪くない。
でもスコアはあまり変わらない。
すると、
「結局上達してないじゃん」
となります。
ここでは、
スコアカードを少し違う見方にしてもいいと思います。
どこで大きく打数を使っているのか。
OBなのか。
グリーン周りなのか。
パターなのか。
一つのホールで崩れているのか。
例えば、
ドライバーが以前より良くなっていても、
毎回グリーン周りで何打も使っていれば、スコアには出にくい。
つまり、
一番練習しているところと、一番スコアを失っているところが違う
ことがあります。
そこが分かれば、
次に練習する場所も変わります。
50ヤード、100ヤード以内をほとんど練習していない人もいる
どうしても練習場では、
ドライバーを打ちたくなります。
気持ちいいです。
飛ぶ。
分かりやすい。
でもラウンドでは、
短い距離を何度も打ちます。
アプローチ。
パター。
中途半端な距離。
ここで打数を使っているのに、
練習ではほとんどやっていない。
それなら、
上達を感じにくくても不思議ではありません。
「もっと飛ばす」
だけではなく、
自分が実際のラウンドで何に打数を使っているのか
を見てみる。
上達しない原因は、
苦手なのに練習していない場所にあるかもしれません。
スコア別に「全部直そう」としない
細かい数字を絶対的な基準にする必要はありません。
ただ、スコアによって悩みの中心が変わることはあります。
例えば、
かなり大叩きするホールが多いなら、
ナイスショットを増やすことより、
OBや大きなミスを減らしたほうが結果につながることがあります。
ある程度安定して回れるようになったなら、
短い距離。
パター。
コースの組み立て。
といった部分の重要度が増える人もいるでしょう。
だから、
自分より20打いい人の練習をそのまま真似する必要はありません。
今の自分が、
何で一番打数を使っているのか。
そこからです。
クラブを買い替えても上達しないなら、一旦クラブを疑うのをやめる
新しいドライバー。
やさしいアイアン。
評判のいいパター。
クラブを変えることで、合いやすくなることはあると思います。
でも、
買い替えるたびに、
「これでゴルフが変わる」
と期待する。
数回使う。
スコアは変わらない。
また違うクラブを探す。
これを繰り返すと、
かなりお金も使います。
クラブが明らかに合っていない可能性を確認するのはいい。
でも、
道具を変えても同じミスが続くなら、一回道具から離れて考える。
そのほうが原因を絞りやすくなります。
レッスンに通っているのに上達しないとき
これはしんどいですよね。
お金を払っている。
習っている。
練習もしている。
それでも結果が出ない。
だから、
「自分は習ってもダメなのか」
となる。
でも、ここでも一度分けます。
先生が言っていることを、自分が理解できているのか。
レッスンとレッスンの間に同じ課題を練習できているか。
毎回テーマが変わっていないか。
自分の目標を先生へ伝えているか。
レッスンでは良くても、一人になると戻っていないか。
このあたりです。
「スクールへ通っている」
だけではなく、
何を改善するために通っているのか
を確認します。
レッスンを変えるかどうかは「先生が有名か」ではなく、自分が前へ進めているか
すぐ先生を変える必要はありません。
ただ、
何か月も、
何を直しているのか自分でも分からない。
説明を聞いても理解できない。
練習内容が分からない。
質問しにくい。
目標とレッスン内容が噛み合っていない。
こういう状態なら、
一度相談してもいいと思います。
それでも合わないなら、
別の先生。
別の教室。
単発レッスン。
違う方法を試す。
できます。
有名な先生だから自分にも合う。
長く通ったから変えてはいけない。
とは限りません。
独学とレッスン、どちらが正解?
どちらか一つが正解とは思いません。
独学でも進めやすい人
- 自分の課題がある程度分かっている
- 練習すること自体が好き
- 情報を自分で整理できる
- 少しずつ変化している
- 分からないときに相談できる相手がいる
なら、そのままでもいい。
一度人に見てもらったほうが早そうな人
- 同じミスが何か月も続く
- 自分の何が悪いのか分からない
- 動画を見るほど混乱する
- 練習量はあるのに全く変化がない
- ゴルフそのものが嫌になり始めている
なら、一度第三者に見てもらう方法があります。
ずっと通うかは、そのあと決めればいい。
原因が分からないまま一人で何年も試し続けなくていい
と思います。
「ゴルフ歴5年なのに上達しない」は、それだけでは何も分からない
5年。
10年。
長くやっているのに上手くならない。
この言葉だけを聞くと、
「そんなにやってるのに?」
と思うかもしれません。
でも、
年に何回ラウンドしているのか。
どんな練習をしているのか。
途中で何年空いているのか。
目標は何なのか。
全部違います。
だから、
ゴルフ歴の長さだけで才能を判断しなくていい。
大事なのは、
今までの5年間をもう5年間繰り返すのか。
それとも、
ここでやり方を変えるのか。
だと思います。
周りより練習しているのに自分のほうが下手なのが一番つらい
これは気持ちが折れます。
自分は土日も練習。
相手はほとんど練習していないと言う。
なのに相手は100台。
自分は130。
そうなると、
「努力しても無駄なんじゃないか」
と思います。
でも、
他の人が何年スポーツをやってきたか。
本当にどれくらい練習しているのか。
何回コースへ出ているのか。
全部は分かりません。
そして、
その人より上達が遅いことと、
自分がこれから上達できないことは別です。
比較して原因が分かるなら使えばいい。
ただ落ち込むだけなら、比較から得られるものは少ないと思います。
「才能がない」と決める前に、まだ変えていないものがないか
上達しない。
だから才能がない。
と考えたくなります。
でも、その前に、
同じ練習をずっと繰り返していないか。
毎回テーマが変わっていないか。
スコアを失っている場所と練習内容が一致しているか。
情報を入れすぎていないか。
一度自分のスイングを見てもらったか。
レッスンの課題を理解できているか。
ここを見ます。
それで、
「ずっと同じことしてたな」
と気づくなら、
まだ才能の話ではありません。
方法を変える余地が残っています。
上達したかどうかを「ベストスコアだけ」で測らない
例えば、
ベスト105。
半年後も105。
これだけなら変化なしです。
でも、
120を超えるラウンドが減った。
OBが減った。
3パットが減った。
100ヤード以内が少し安定した。
大叩きするホールが減った。
これも上達です。
毎回、
ベスト更新したか。
だけを見ると、
なかなか成功できません。
だから、自分用の確認項目を一つか二つ作ってもいい。
例えば、
- OBの数
- 3パットの数
- 大叩きしたホール数
- 狙った距離を打てた回数
- 苦手クラブで大きなミスをしなかった回数
全部記録する必要はありません。
今直しているものだけを見る。
これなら、何が変わったか分かります。
一か月だけ「やめること」と「やること」を決めてみる
上達しないと、
新しいことを足したくなります。
でも逆に、
やめることを決める。
例えば、
情報を見すぎている人
やめること
毎日違うYouTubeレッスンを試す。
やること
一つの課題と情報源に絞る。
一か月後に見ること
同じミスが減ったか。
漫然と打っている人
やめること
目的なしで大量に球を打つ。
やること
その日のテーマを一つ決める。
一か月後に見ること
その課題だけでも改善したか。
スコアだけ見ている人
やめること
ベストスコアだけで評価する。
やること
今改善したい項目を一つ記録する。
一か月後に見ること
その項目が変化したか。
何かを増やすより、
上達を邪魔しているものを一つ減らす。
私はこっちもかなり大事だと思います。
会社ゴルフのために上達しないと困る人へ
ゴルフが大好きなわけではない。
でも会社のコンペがある。
取引先とのゴルフもある。
だから、
ある程度はできないと困る。
こういう人もいます。
この場合、
ゴルフを趣味として極める人と同じ目標を持たなくていいと思います。
飛距離。
美しいスイング。
ベストスコア。
全部を求めなくてもいい。
自分が困らないレベルまで行く
という目標でもいい。
大きなミスを減らす。
プレーを止めない。
最低限楽しめるくらいになる。
そのために必要な練習を優先する。
好きではないものへ、無制限に時間を使う必要はありません。
上達しないことがつらすぎて、もう心が折れそうなら
ここまで来ると、
単なる技術の話ではなくなります。
練習場へ行くだけで嫌になる。
ゴルフの話をされるのもつらい。
ラウンド前から憂うつ。
「どうせまたダメだ」
と最初から思う。
それなら、
一回ゴルフから離れてもいいと思います。
上達しない原因を直すことと、
今すぐ練習を続けなければならないことは別です。
心が折れそうな状態からどう考えるかは、こちらでさらに分けています。

それでも「もう上達したいとも思わない」なら話は変わる
ここも大事です。
上達しない。
だから悔しい。
100を切りたい。
もっと当てたい。
それなら、まだゴルフへの気持ちはあります。
でも、
100を切れるようになっても別に嬉しくない。
上達方法が分かっても練習したくない。
もうゴルフへ時間を使いたくない。
そこまで来ているなら、
上達方法を探し続ける必要はないかもしれません。
「上達しない」ではなく、
もうゴルフを続けたいと思っていない
可能性があります。
その段階なら、こちらです。

ゴルフが上達しないときによくある質問
毎週練習しているのに上達しません
練習頻度だけでなく、毎回何を改善する練習になっているかを確認してみてください。
球数を増やす前に、一つの課題を一定期間見る方法があります。
ゴルフ歴5年でも130前後です。才能がないのでしょうか?
ゴルフ歴とスコアだけで才能の有無は判断できません。
練習内容、ラウンド頻度、ミスの種類などを分けて見るほうが次の行動を決めやすくなります。
レッスンへ通っても上達しません
レッスンで何を改善しているのか、自分が理解できているかをまず確認してみます。
先生へ目標や悩みを共有しても改善しない場合は、別の指導方法を試す選択もあります。
YouTubeを見すぎてスイングが分からなくなりました
一度情報源を減らしていいと思います。
直したい課題を一つ決め、その課題について一つの考え方を試すほうが変化を確認しやすくなります。
クラブを買い替えれば上達しますか?
自分に合った道具を使うことは大切ですが、すべての上達停滞がクラブで解決するとは限りません。
何度買い替えても同じミスが続くなら、別の原因も考えてみます。
スコアが全然縮まりません
どこで打数を使っているのか確認してみてください。
スイング全体を直すより、一番大きくスコアを失っている部分を優先したほうが分かりやすい場合があります。
周りより下手で恥ずかしいです
他人より上達が遅いことと、今後上達できないことは別です。
自分の以前の状態と比較できる指標を一つ作る方法があります。
上達しないならゴルフをやめたほうがいい?
まだ上達したいと思うなら、練習方法を変える余地があります。
上達できるとしてももうやりたくないなら、そのときは続けるかどうかを別の問題として考えていいと思います。
ゴルフが上達しないなら、もっと頑張る前に「今の何をやめるか」を考える
ゴルフが上達しない。
こうなると、
もっと練習しないと。
もっと動画を見ないと。
もっといいクラブを買わないと。
もっとレッスンを受けないと。
と、
何かを足したくなります。
でも、
今のやり方で何年も変わっていないなら、
一回、
足すより減らす。
目的のない球数を減らす。
見る動画を減らす。
直すポイントを減らす。
クラブを次々変えるのをやめる。
スコアだけで自分を評価するのをやめる。
そして、
今一番困っていることを一つだけ残す。
それを直す。
変化を見る。
次へ行く。
私は、
上達しないときほど、
それくらい単純にしたほうがいいと思います。
五年間上手くならなかったとしても、
これから五年間も同じ方法を続けなければならないわけではありません。
「自分は下手だ」で終わるのではなく、「今までの何が結果につながっていなかったんだろう」と見る。
そこから、ゴルフはもう一回変えられるかもしれません。

